
9月の主題「3歳児 おもしろそう」「4.5歳児 気持ちいい」
夏休みはいかかがでしたか?毎日元気な子どもたちと過ごし、朝、昼、晩のご飯の支度…大変でしたね。お疲れさまでした。実家に帰って久しぶりの再会を楽しみ、「ふぅ~」と息抜きをし、エネルギーを新たに蓄えて来られたのではないでしょうか。
いよいよ2学期のスタートです。夏休みの経験を通して子どもたちは、「○○行ったよ」「わたしも行った!」と共通のワードで盛り上がり、遊びを展開させて行くことでしょう。「やってみたい!」「おもしろそう!」が遊びの出発点です。心ゆくまで遊びを楽しめるよう環境を整えて行きたいと思います。毎日同じことを繰り返しているだけのように見える子どもたちの行動には、一つひとつ意味があります。好奇心旺盛な瞳で不思議さを味わいつつ、何度も失敗しながら、上手に出来る方法を経験から体に覚えこませています。自分でやることで達成感を味わい、その感情が「気持ちがいい」に繋がって行きます。子ども自らが経験を通して感じた事、それが自信に繋がります。その過程には、友だちとのトラブルやモヤモヤした感情もたくさん味わいます。そうしなければ、互いに歩み寄ることも、解決したときの気持ちよさも味わうことができません。喧嘩やトラブルがあってこそ結びつきが更に深まっていくのです。嫌な事があっても、真っ先に話せる環境があれば、子どもたちは学びながら解決方法を自らの手で探って行きます。ご家庭では「そうだったんだね」と、まずは受け止めてあげることが大切です。子どもたちは今日あった出来事を振り返り、自分の心を冷静に見つめることができます。
2学期は、一年間の中で心も体も成長著しい時です。安心できる環境の中で、遊びを充実させ、保護者の皆さまと共に、子どもたちの成長を見守って参りたいと思います。
園長 藤本昭子
9月の聖句「すべての人を一つにしてください」(ヨハネによる福音書17章21節)
長い夏休みが終わり、子どもたちの元気な声が園に戻ってきました。保護者の皆さまにおかれましても、さまざまな体験や思い出にあふれた夏の日々を過ごされたことと思います。
新しい学期が始まるこの時期、子どもたちは少し緊張しながらも、また友だちや先生と会える喜びを胸に登園してきています。心も身体もまた一歩大きくなったように感じます。
聖書の中で、イエスさまは「すべての人を一つにしてください」と祈られました。私たちの園もまた、たくさんの個性が集まり、一人ひとりが大切にされながら「ひとつ」となって過ごす場です。
新学期も、保護者の皆さまと心を合わせ、子どもたちが安心してのびのびと過ごせるように、温かなつながりを大切にしていきたいと願っています。 共に歩んでくださることに心から感謝をこめて。
チャプレン 司祭 窪田真人